虫歯予防には『フッ素』が効果的だなんていう話は皆様も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
お子様だけではなく大人の方の歯にも虫歯を防止する効果のあるフッ素。
今回はその『フッ素』にていてお話していこうと思います。
フッ素とは
『フッ素』は、天然に存在する元素のひとつで、人体の歯や骨を石灰化させる力を持ちます。
飲料水(お水、お茶)、食品(海産物など)にも微量に入っています。
フッ素の働き
◆酸の量を抑える
歯の磨き残してしまった歯垢が作る酸の量を抑えます
◆歯の石灰化の促進
酸によって溶けてしまった歯を再石灰化させます
◆歯質を強くする
歯が強くなることで、初期虫歯を防ぐことができます
歯科医院でのフッ素塗布
フッ素塗布は、2~3か月に1回
歯科医院では一般的に販売されている歯磨き剤よりも濃度の濃いフッ素の塗布が可能です。
2~3か月に1回ぐらいが効果的です。
お子様はもちろん、大人の方でもきちんと歯磨きをしているのに虫歯になてしまうという方は是非!
フッ素は、生えてきて間もない歯に使用するのが効果的といえますが、虫歯になりやすい大人の歯、お年寄りに多い根面虫歯(歯の根っこにできる虫歯)にも効果的です。
※ただフッ素を塗るだけでは、虫歯予防にはなりません。歯磨きをきちんとしたうえで、さらに予防効果を高めるために使用するものです。
ご自宅でできるフッ素塗布
フッ素配合の歯磨き剤
ほとんどの歯磨き粉にフッ素が含まれておりますが、種類によってフッ素の配合量が異なっています。
国内で販売されている歯磨き剤は、主に500~1500ppmのものですが、6歳未満のお子様が、1000ppm以上のものを使用するとフッ素症のリスクがありますので、ご注意下さい。
そして、年齢によって使用量は変わってきます。
★3歳~5歳
歯ブラシの先端5mm以下
★6歳~14歳
歯ブラシの先端1cm程度
★15歳以上
歯ブラシの先端1~2cm程度
磨き終わった後、何度も口を濯いでしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまいますので、
うがいは1回から2回と少なめにしてください!
歯科衛生士 新井
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