顕微鏡(マイクロスコープ)とは
顕微鏡(マイクロスコープ)とは歯科用顕微鏡のことです。
肉眼では見えないものを何十倍にも拡大して見ることができます。
この装置を用いることにより今まで経験による勘や手指感覚を頼りに行っていた治療が目で見て確認しながらできるようになったため治療精度や幅が大きく向上しました。
では、どのようなときにこの顕微鏡(マイクロスコープ)を使うのでしょうか。
主に顕微鏡(マイクロスコープ)を使用するのは、根管治療の時です。
これは、歯の断面図です。
歯は痛みを感じるので、もちろん中には神経(歯髄)が通っています。
虫歯には段階がありますが、ひどく痛みを伴う虫歯の場合、虫歯が歯の神経(歯髄)まで達している場合があります。(下記画像C3)
このように歯髄が虫歯菌などに感染してしまうと、歯髄を取り除く場合があります。
その治療部が非常に小さく、肉眼では入り口付近しか見えないため、この顕微鏡(マイクロスコープ)を使用します。
必要に応じてマイクロスコープを用いることにより、歯の内部までしっかり目で確認できるようになったため、より精密な治療が可能となり、歯の予後が格段に向上しました。
当院では、マイクロスコープを常設していますので、気になる方は是非当院までご連絡下さい。
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